1964-04-22 第46回国会 参議院 本会議 第18号
出血輸出に向けられる硫安コストの固定費部分を国内向けの出荷価格に織り込みました西独方式によるような調停価格は、断じて農民は承服いたしません。内需バルクに基づいて計算いたします現在のやり方は問題があるといたしましても、重要な参考資料になると思いますが、御所見をお伺いいたします。 次に、特定肥料の生産業者や販売業者は、政府に対し価格の取りきめの締結に必要な資料を求めることができることになっています。
出血輸出に向けられる硫安コストの固定費部分を国内向けの出荷価格に織り込みました西独方式によるような調停価格は、断じて農民は承服いたしません。内需バルクに基づいて計算いたします現在のやり方は問題があるといたしましても、重要な参考資料になると思いますが、御所見をお伺いいたします。 次に、特定肥料の生産業者や販売業者は、政府に対し価格の取りきめの締結に必要な資料を求めることができることになっています。
それには硫安コストの下がる工場に増設を認めていく。その肥料がふえればさらにコストが下がるということ、これは明らかです。ことにこの中には原油ガス加工を採用する工場もありまして、いわゆる鉄鋼合理化計画の進展や、石油化学の発展を考えると、むしろ能力増加は廃ガス利用の工場に転換すべきじゃないかというような農林省の主張になっておるじゃないですか。
電気料金の改訂によりまする硫安コストの上昇を理由として、基準価格の引上げというようなことを考えているのはどういうわけであるかというただいま御趣旨のお尋ねがございましたが、その後の本件の取扱い方につきまして御説明申し上げますと、肥料審議会に政府の諮問案を提出いたしましたのが八月末でございます。
硫安コストを見る場合に、会社の管理費、広告費等も生産費構成要素として取上げております。ところが電力の問題の場合におきましては、私は幾多の例を申し上げたいのでありますが、時間を節約いたしますが、相当計画がずさんである。既定の電源を得られなかつたというような自分の会社の失敗を需用者に負わせるということがありがちのようでございます。
この間の六・八%の場合でも、大体硫安コストは私の計算では大体一割響きます。仮にそれがもつと低いところの三%、二%にしても川当響くのです。それを今の電力料金で公定価格をきめて、電力料金はこう上つたけれども、秋肥だけのことてあるから、お前たち我慢しろ、それはこうやつてもらえば一番いいのです、硫安会社と政府の間にそういう了解がつけばいいのです。
○河野謙三君 ついでに今の問題でもう一つお尋ねしたいのですが、硫安コストの引下に非常に将来重大な関係を持つのは、合理化の半面に電気料金の問題だと思いますが、これは単に硫安工業に限りませんが、電気料金はこの春、電気会社から値上の要求がありましたが、通産大臣の御努力によつて一応値上は延期にはなりましたが、将来の電気料金の値上の問題についてのお見通しを一つ伺いたいと思います。
○政府委員(中村辰五郎君) 私はこれは秘密会等においても御説明したかと思いますが、現状の硫安コストがどの程度であるかということについては、自信のある計数的結論というものを申上げにくいということは縷々申上げておきましたが、ただ我々の仕事をいたします方向、資料と申しますか、そういう意味におきましては秘密会で説明した程度の資料を持合わせておると、こういうのでございます。
合理化をする結果、極めて微量ではありまするが、数量的に硫安を造り得る設備能力というものが増すことは考えられまするが、飽くまでも、硫安五カ年計画と申しまするのは、製造方式或いは副産物を非常に非効率的に処理しておりまするのを、改善する、或いは捨てておつたものを尿素の生産に活用する、そういつた総合的な合理化をいたしまして、硫安コストの引下げをいたすというのが狙いでございまして、量的増加というものは副産物的
先般通産省に対して要求されておりました昭和電工ほか三社の硫安コストの資料につきましては、只今その提出がございましたので、当局から説明を願いたいと存じます。なお、通商産業省の希望により秘密会にしたいというふうに存じまするが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
そのくらいならば一つ断わつてみようか、甚だ軽卒な申上げ方でございますが、そういつたような気持も一部動いたのでございまするが、いろいろまわりから聞いて参りますると、先ほども申上げましたように、長年の事業であり、又業種も社会的にも通つておりまするので、ここに合理化の工事をやつて金を注ぐことが何がしか硫安コストの下るのに役立つことであろうというふうに思い直しまして、手を変え品を変えていろいろ聞き、結局口頭
出さないところについては、これは出してもらわなければ困る、それでも向うが出さないなら、それなら金は貸せない、この金は硫安コストを下げるために貸すのだから、それを出さなければ貸さないと堂々と断わればいい。あなたが断わらないのはおかしい。なぜ断わらないのですか。
先ず、臨時硫安需給安定法案を議題といたしまして、最初に昨日通商産業省及び日本開発銀行から提出されました硫安コストに関する資料について御質問を願いたいと存じます。 本件の処理について、通商産業省及び日本開発銀行から秘密会の要求がございますので、秘密会にいたしたいと存じまするが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この国際価格の推移ということにつきましては、勿論今後の国際情勢等から判断いたしまして、いろいろ論議もできることと思いまするが、今日の西欧等の国内の販売価格、勿論西独等の硫安コストはどれくらいになつているか、これがいろいろ書類その他で調べたいと存じて苦心をいたしましたが、又海外に旅行されます者に工場の視察等からこれが資料を得たいと要求いたしましたが、なかなかコストについては確たる資料を得るようなことができませんで
かねて通商産業省及び日本開発銀行に対して要求されておりました硫安コストに関する資料につきまして、作目の委員会におけるお話合に従いまして、通産省関係のもの、即ち三社分でありまするが、これは通産省手持のものの写しを、又開発銀行のものは開発銀行手持の写しを通産省を通じて提出されましたので、本日お手許にお配りいたしておきましたの御了承を願いたいと思います。
本日は、先ず臨時硫安需給安定法案を議題にいたしまして、本法案の審議に関連して、かねて日本開発銀行に対して要求されております硫安コストに関する資料の件を問題に供します。かねてから日本開発銀行に要求されておりました資料は、日本開発銀行におきまして、大蔵当局、通産当局の了承を得られて、通産省経由で本日ここに原本として資料の提出があつたわけであります。
○河野謙三君 硫安コストの資料が未だに出ない、従つて本日は審議に入るわけに行かん、これは挙げて政府側の責任であります。この際この審議に入る条件として、コストの提出がない限りは審議に入れないということを確認すると同時に、その場合によつて起るところの審議の遅延は政府側にその責任があるということを、この際委員長からはつきりと確認の上、政府に申入をしておいて頂きたい、かように思います。
本法案に関連して五月七日の農林委員会の決議に基きます硫安コストの件について、参考人として重ねて日本開発銀行当局の御意見を伺うことにいたします。
○委員長(片柳眞吉君) ちよつと私からも御参考に申上げておきたいと思いますが、今河野委員の言われましたように、御承知と思いますが、秘密会にしますれば一切公表ができない措置もあるし、極く最近でも通産省提出の硫安コストの資料も秘密に亘るものは一切速記録から削除いたしております。又秘密会という方法もあるということも御承知置き願いたいと思います。
それでは只今の硫安コストの資料につきましては、重ねて日本開発銀行から資料として御提出を願うことにいたしまして、その上で審議をいたしたいと思いますので、その点よろしくお願いします。
先ず臨時硫安需給安定法案を議題といたしまして、本法律案に関連して四月二十七日の農林委員会の決議に基きまして、硫安コストの件について参考人として重ねて日本開発銀行当局の御意見を伺うことにいたします。
しかしながらあなたの方では硫安コストの引下げとなつておる。そこで尿素とか、高度化成とかいうもののコストの引下げが相当有力に働いておるわけです。だから窒素単位の引下げにはなりますよ。ところが硫安コストの引下げと出ておるのですよ。だから結局はこれだけ引下らないのじやないですか。
○中村(辰)政府委員 たとえば尿素の問題で考えますと、捨てておりましたガスを尿素の生産に活用する、そのためにそのガスが不使用あるいは低度の使用に放任されたときの価格形成から考えますると、やはり硫安のコストというものについての原価計算からいたしますると、硫安コストの引下げということに相なると思います。
ところが見出しは、あるいは説明は硫安コストをこれによつて、少くとも十二、三ドル引下げるんだという説明にはならないということを言つているんです。化学工業の合理化にはなるけれども、硫安を引下げる理由にはなつていないんじやないか。硫安は下るんですか。
私はそうではないと主張したけれども、どうも単味の硫安コストを出すという考え方でおられたようなんです。従つて今後のコスト計算というものは、そうなつて参りますと非常に複雑で、なかなかつかみ得ない。どんなに法律ができても副生産や他のア系へだんだん転向して行くとなると、いよいよもつて生産コストというものはつかみ得ないのだ。
硫安コストの原価計算から見まして、原料でありまする硫化鉱が、どの程度価格構成の中に入つておるかということは、ガス法につきましても、電解法につきましても、おのおのについて大体の見当がついておらなければならぬはずです。これがついておらなければ、コスト計算というものが無意味になる。法律がなければやれないんだとか、法律かあればやれるという問題ではないと思います。
たとえば今の御説明にありましたような、常磐炭のような低カロリーのものを使う場合におけるコスト低下というようなものも、製法をかえて行つて価格を下げるということも、これは合理化の中に入つておりますけれども、大体今日考えておりまする合理化は、そういう直接硫安コストを下げる意味の合理化は二割もないと私は思います。その他の八割のものは、これは企業の内容の合理化なんです。
このことは需給安定法にございます一つの大きな硫安価格決定の柱と相なつておるのでございます、なお日本の硫安コストの引下げ方式といたしまして、そういつた、御指摘の経営全般にわたるような意味においての合理化をやることが、私は非常に必要なことではないかと思います。
ただ西独の硫安コストと日本とを比較いたす場合に、コストの差違がどういう点に強く現われておるかという資料といたしまして、調べたものをちよつと申し上げておきたいと思います。 実は石炭について申し上げることが、一番適当かと考えます。
臨時硫安需給安定法案についてみましても、硫安の価格政策面から見た硫安コストの引下げの対策という条文はいずこにもありませんが、大臣の御所見はいかがでありましようか。
また先刻私が取上げております、価格政策面から見た硫安コストの引上げ対策というものが、これはただ単に硫安企業だけでは解決されない問題である。